半年振りに失礼します。

放置しててもなかなか消えないもんだね。

思えばここをはじめたとき、
ブログはようやくその概念が逆輸入されたばかりで、
『気になったものを紹介して自分だけのニュースを作ろう!』的なものでした。

それがいつの間にやら、ブログ=日記となり、
あれよあれよと大手サイトが乱入し、
おそらく先駆者だったマイプロフィール(つまり現ドリコム。ここの親元)は
追い越されていったのだね…

したらば、SNSなんてものも流行り始め。
うちも長年書いてたこのサイトを放置しちゃったり。
4年くらいはアクセスしてるんだなぁ。
感慨深いぜ。

行きて帰りし物語

良質なファンタジーの条件。

華麗なるイマジネーションの世界に読者を誘い、
そして最後はしっかりと現実に帰着させること。

甘い幻想に奪われたままでなく、現実に再び戻し、
「あぁおもしろかった」と思わせることの出来る力まで持ち、
はじめて”良質”のファンタジーだといいます。

夢の世界は現実逃避として作用しやすく、
幻影の中に読者を連れ込んだままにしてはこまりますよね。

これって音楽にも言えるんじゃないかなぁ、と思うんです。

売れる曲って、
メロディアスなバラッドが殆どじゃないですか。
こころをどうしようもなく揺さぶるメロディが、
聴くひとを引き込んで離さない。

そんなメロディっていうのはなかなか作れないし、
それを生み出すことが出来るのは
本当に偉大だと思います。

そういった曲はライブで一番大切に演奏し、
フロアも一番期待してる曲になるものだけど。

全力で感情を揺らされるのは気持ちいいけど、
そのまま帰らされるとちょっと困る。

セットリストの工夫で、そこがわかれると思うんです。

つまり、昨日のTHE BACK HORN NHKホールライブ。

春に出した”美しい名前”が暴力的なまでに感情を揺らす名曲だったんですね。
事実から発想したフィクションで、
大切な恋人が瀕死で入院しているストーリー。

これで泣くひとは2種類。
その状況を想像して自分に当てはめる人、
似たような状況を経験している人。

こんなにも大切に思っているのに、どうしてきみは目を覚まさないんだろう?
という。

ストーリー仕立てとしては『世界の中心で~』なみのベタですが、
実体験がベースだけに、そのリアリティがハンパない。
また、メロディが直接心に突き刺さってくるので、
感情を追体験、または仮体験している気分になる。

これをライブでやるたび、フロアはこころを奪われすぎて動けなくなるんです。
行ったまま、帰れない。

しかし、昨日はこのあとに『ハロー』が来ました。
ロマンチックなミドルテンポの曲です。

これが、行きて”帰る”絶好の原動力になった。

アルバムで聴いたときはちょっとぼやけた感じの曲だったのですが、
きみがいなくなる、悲しい。
という悲しみの極の『美しい名前』がごくミクロな視点のうただとしたら、
『ハロー』はそれを包み込むようなマクロの視点のうただったんですね。

いきなりテンションを上げて無理矢理雰囲気を変えるのではなく、
ゆるやかに、しずかに、
あなたはいないかもしれない、でもどこかでまた生きているかもしれない
という、柔らかな願いを美しく響かせて、
じんわり聴いているうちに揺さぶられすぎたこころが、
感動をそのままに落ち着いてくる。

感情を激しく揺さぶるライブなら、
ある程度実力があれば出来ると思うんです。

ただ揺さぶるだけでなく、
優しく現実に戻してあげる流れを作ることが出来る、
いつの間にこのバンドはそんなちからをつけたのかと思いました。

苦しみや悲しみを忘れるでなく土台にしてくることが出来たバンドだからこそ、
もっと上のメロディを作れる。
サウンドを作れると思います。

まだいける。
もっといける。

期待してます。



お医者さんか、歌か。

GREEEEN,いいすっすね。
いやいや、昔から知ってたけど、コレ系普段聞かないんでスルーしてたけど、
試聴機で新作聞いたら、いーいかんじ。
1曲目のチラ聞きだけど、
セツナ系で、メロディがPOPで生きてて、
購買リストにチェックイン。
(しただけ)。

そして気になっていたくるりの新作へ。
プロローグに戦いた。

そ、そ、そのまんまクラシックじゃん!!
売れないよ、これ!

そのまましばらく聞いたらいつものサウンドへ。
あーびびくった。
でもやっぱり、これはもう、
ロックじゃない。
クラシックでもない。
くるりだ。

褒めてるんです。
でも売り上げ伸びるのかしら、これ…
コレも購買リストにチェック済みなんだけどさぁ、
昔からくるり好きな人や、通なひとしか手が伸びない気が…
まぁランキングには入ってたけど。
岸田耳(岸田サンと同等の感覚を持つ人)にしか良さがわからないんじゃ…?
という、愚考が駆け巡りました、わたし。
まー全部ちゃんと通して聞いてから考えよう。
岸田マジックが試聴ごときでわかるわけないね。
うん。

それに較べると、GREEEENはきいた瞬間耳に馴染むいいPOPだねぇ。
てゆうか、このひとら、歯医者のたまごなんだよねぇ。
こんなに売れて両立するのかしら??
そこそこの位置保てても、10年、20年続いていくのはとても難しいし、
第一、歯医者のが全然儲かるじゃんねぇ。
あっ、歯医者も今ピンキリなんだっけ?

ケツメイシは薬剤師捨てたけど、
このひとたちはどうするんだろう??
人事ながら気になるのでした。
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